首都のバンコク市内の公共交通機関もここ数年で大幅に発展しており、
旅行者にも使いやすくなりました。
代表的な交通機関を紹介します。
■地下鉄(MRT)
04年開通。
地下鉄とスカイトレインの開通によりバンコク市内の移動が非常に楽になりました。
英語表記と英語アナウンスがあるので非常にわかりやすいです。
6:00~23:45まで運転で4分30秒~7分間隔
初乗り15B(約53円)で1駅ごとに1~2B追金となります。
自販機で目的地を探して画面に触れると料金が表示されます。
紙幣・コインともに使用可能です。
1000B・500Bしかない場合、窓口でトークンを買えます。
▲オセロくらいの大きさのICチップ入りのトークンが切符の替り
自動改札機の電車の絵をトークンでタッチすると改札を通れます。
出るときはトークン投入口があるので入れると改札を通れます。
■スカイトレイン
99年開通。シーロム線 全7駅 スクンビット線 全17駅
3分~8分間隔
初乗り10B(約35円)で1駅ごとに5B追金となります。
地下鉄にサラデーン(SALA DAENG)、アソーク(ASOK)、
モーチット(MO CHIT)の3駅で乗り換え可能です。
テレフォンカードのくらいの大きさのICチップ入りカードが切符で裏に地図が書いてあるので
土地勘がなくても安心です。
自動改札の矢印に入れて改札を通ります。
■市バス
一番安い交通手段で庶民の生活を見れます。 7B(約25円)より
バスマップ&リバータクシー 35B(約123円)を買うと便利です。
バス停で目的地行きの番号のバスを待ちます。
目的地の番号が書かれたバスが来たら乗り込み、
しばらくすると車掌さんが集金に来ますので運賃を払います。
同じ番号でも目的地に行かないものもあります。
こればかりはバスに書いてあるタイ語が読めなければ分かりませんので
バスの車掌さんはほとんど英語が通じないので地図を見せて聞きましょう。
埒が明かない場合も多いので、もし西洋人などの観光客が乗っていたら
聞いてみるといいでしょう。
■鉄道
バンコク鉄道中央駅 フアランポーン駅から各地に行けます。
フアランポーン駅には地下鉄(MRT)の終点なので便利です。
駅の中には旅行会社・売店・レストラン・両替所・ATM・トイレ・シャワー・手荷物預かり所まで
一通り揃っています。
しかし、ここの旅行会社はボッタクリが多いので注意して下さい。
駅構内で話しかけてくる方は基本的にその旅行会社の一味です。
正確な情報が必要な場合、
鉄道案内所(インフォメーション)で聞くと間違いありません。
24時間オープンで英語も通じますし、時刻表も無料でもらえます。
言葉が不安な場合、ホテルや観光局で行き先のタイ語を書いてもらうと安心です
三等席はご覧の通り、クッションのない木の座席ですが、懐かしい気分になります。
食事や飲み物は車内販売があるので心配なしです。
■長距離バス
バンコクからほとんどの都市へ長距離バス路線があり、
同じ行き先でも本数・種類も多いです。
エアコンなしの普通バス・エアコンバス・座席が広く、お菓子・お茶の
サービスがあるVIPバスまで予算にあわせて選べます。
安いほど、停車する場所が多くて、時間が掛かると考えてください。
●北バスターミナル モーチットマイ
チェンマイ・チェンライ・スコータイなど 北部
ノーンカイ・ウドーンターニーなど 東北部
アユタヤ・ロッブリーなど 中央部
アランヤプラテート(国境)行きのバスがあります。
BTSモーチット・マイ駅からタクシーが便利です。40B(約140円)前後
●東バスターミナル エカマイ
パタヤ・サメット・トラートなど東海岸行きのバスがあります。
サケオ行きに乗って終点で乗り換えれば
アランヤプラテート(国境)も行けます。
BTSエカマイ駅から歩いてすぐなので便利です。
●南バスターミナル サーイ・タイ
サムイ・プーケット・ヤラーなど 南部
ナコーンパトム・カンチャナブリーなど 西部行きがあります。
市内から遠くて、外国人には不便な長距離バスターミナルで、
鉄道の中央駅 フアランポーン駅から40番のミニバスで行けます。
どこのバスステーションでも英語は少し通じます。
■トゥクトゥク
派手な3輪車タクシーでメーターがないので乗る前に料金を交渉して決めます。
基本的に庶民の足として利用されていますので、英語はほとんど通じません。
交渉が上手くいかなかったら別の車を探します。初乗り35B(約123円)
なかなか情緒はありますが、外国人だと料金をフっかけられたり、
チップを要求されたりする場合が
ありますので、メーター付のタクシーがあれば、そちらの方が無難です。
最初に決めた金額以上を払う必要はありません。
■タクシー
日本のタクシーとほとんど変わりません。
ハンドルの横にある電子メーターが動いているかチェック
走行中の車を手を上げて止めるか、ホテルなどで止まってる車に乗り込みます。
英語はほとんど通じませんので、行き先を言って
走り出す前にメーターの作動をチェックします。
初乗り2kmまで35B(約123円) それ以降1kmごとに加算されます。
お釣りがないとチョロまかす運転手もいるので、
多少は細かいお札を持っていることを確認してから捕まえましょう。
チップは不要ですが、メーター読み料金45Bの場合、
50B札で支払い、お釣りを貰わないのがスマートな乗り方です。
■テンソウ
小型トラックの荷台にベンチシートを付けただけのトラック改造バス。
8B(約28円)から こちらも事前交渉してから乗ります。
英語はほとんど通じません。
地方やバスが走ってない地域にあり、
観光客だとわかると、すぐに貸切にして高い料金を取りたがります。
他の客が集まるまで待ち、同じ金額を払うといいでしょう。
■バイクタクシー(モーターサイ)
10B(約35円)から こちらも料金を事前交渉してから乗ります。
ヘルメットは貸してくれます。
よほど事情がない限り、観光客が利用することは少なく、英語はほとんど通じません。
■水上バス、渡し船
庶民の交通手段。2B(約7円)より
バスマップ&リバータクシー(観光客向けの地図)を買うと便利です。
渡し舟・乗合船・運河ボートなど各種ありますが、
仕入れ等で訪れる人にはあまり乗る機会がないかもしれません。
インフォメーション以外、英語はほとんど通じません。
其の他、詳しくはこちらの著書にまとめています。
『ネットショップ&ヤフオク
海外仕入れの達人養成講座』
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4798116629/kawaseihinsei-22/ref=nosim